こんにちは、薬剤科です。
みなさんは現在薬を何種類飲んでいますか?
眠れなかったり、胃が痛くなったり、歳をとれば高血圧や高脂血症、腰痛、膝痛など体の不調が増えていき、病気の数だけ処方される薬も多くなりがちです。
薬の数が多くなると、飲み方がわからなくなったり、飲み忘れを起こしやすくなり、効果が出てないと感じた医師が薬を追加して、さらに薬が増えてしまうという悪循環におちいってしまいます。

処方される薬が6種類以上になると、副作用を起こす人が増えると言われていますので、医師や薬剤師は薬剤数を減らせないか見直しをしたり、増やさずに済む方法を考えたりしています。

当院でよく処方される睡眠薬・抗不安薬は合わせて3種類、抗うつ薬・抗精神病薬は各々2種類までが良いとされています。
例えば、
【抗不安薬】エチゾラム、ジアゼパム、ロラゼパム、ロフラゼプ酸エチルなど
【睡眠薬】フルニトラゼパム、デエビゴ、ベルソムラ、 エスゾピクロン、ブロチゾラムなど
合わせて3種類まで
【抗うつ薬】セルトラリン、デュロキセチン、イフェクサー、エスシタロプラムなど...2種類まで
【抗精神病薬】コントミン、クエチアピン、オランザピン、リスペリドン、アリピプラゾールなど...2種類まで
医師が適正な薬を処方するためには、患者さんが症状と服薬状況(飲めているか、飲めてないか)を正しく伝えることが大変重要になってきます。また、他の医療機関にかかっている場合は、お薬手帳を見せて医師に伝えることも大事です。
薬が多すぎる場合は、薬を減らすことを医師や薬剤師に相談してみましょう。 一緒に薬の優先順位を考え、本当に必要な薬かどうかを検討し、生活習慣の改善も行いながら上手に薬の力を利用して生活の質の向上を目指しましょう。
(出典:「あなたのくすりいくつ飲んでいますか」(一般社団法人くすりの適正使用協議会・日本製薬工業協会)、「高齢者が気をつけたい多すぎる薬と副作用」(日本医療研究開発機構研究費「高齢者の多剤処方見直しのための医師・薬剤師連携ガイド作成に関する研究」研究班)