新年を迎え入れる準備で皆さんお忙しくされている頃ではないでしょうか?
先日、地域連携室では年末の大掃除を行いました。ついでに部屋の模様替えをしたので来年は心機一転、新しい環境で仕事がはかどりそうです!(^^)!
今年も残すところ、後数日となりました!年内に皆さんへ地域連携室の活動をご報告させて頂きたいと思い、今回投稿の投稿に至りました。
今回は、後藤 医師と髙森 精神保健福祉士にて
『ひきこもりの診断と治療』というテーマでお話させて頂きました。
後藤 医師の講座を聞いて私個人としては、家庭内コミュニケーションがひきこもり支援で大切なことであると感じました。しかし、コミュニケーションのとり方で悩まれているご家族さんも多いのではないでしょうか。
例えば、ご家族さんとしては本人に受診してほしいという思いがあるが、どのようにコミュニケーションをとればよいか悩まれているというお話しも聞きました。
講座の中では、ご家族さんのコミュニケーション技量を上げる“CRAFT”というひきこもりの家族支援ワークブックの紹介もありました。
“CRAFT”を使用し、受診率が30.8%になったという報告もあがっています。
りんくさんの家族教室でも“CRAFT”を取り入れられておられるようなので興味のある方は問い合わせされてみてもいいかもしれません。
髙森 精神保健福祉士からは、各種サービスの説明やひきこもり当事者の方の体験談をご報告させて頂きました。
訪問看護やデイケアの利用には医師の指示が必要になります。利用方法等については、お気軽に当院へお尋ねください(^O^)/
今回の講座に参加し、必要な人に医療が行き届くにはどうすればよいか考えさせられました。
ひきこもりの方でもサービスを利用することで、一歩踏み出すことができるかもしれません。
しかし、サービスを利用するためには病名や医師の診断書が求められることが多くあります。
ご家族さんが相談に来ても、本人が受診しなければ病名や診断書を作成することができないという課題があります。
精神科を受診することが全てを解決することにならないかもしれませんが、悩んでおられるご家族さんに対して
少しでも寄り添った支援ができればと感じました。
まだまだ寒い日が続きますが、皆さんお身体にお気をつけてお過ごしください。
文責:地域連携室 西村