薬物療法
  1. HOME
  2. 治療について
  3. 薬物療法

薬物療法Drug Therapy

薬物療法

薬物療法は、薬を使った精神科で最も基本的な治療です。

お薬の決め方

お薬にはたくさんの種類があり、形・飲むタイミングも色々なものがあります。 その中から、患者さんに合ったお薬を主治医と一緒に探していきます。 そのためには、受診される患者さんが困っていること・不安なこと・現在の症状などの情報を、主治医に提供していただく必要があります。より良い治療のために、どんな些細なことでもいいので相談してください。患者さん自身が治療に参加することが大切です。

お薬を飲む目的

お薬を飲む目的主にお薬は、
・症状の改善
・症状が安定した後の再発予防
を目的としています。

お薬の効果

私たちの脳の中ではさまざまな種類の神経伝達物質が情報の伝達をしています。しかし、その神経伝達物質のバランスが乱れると、思考や感情が変化し、病気を発症します。
お薬は、そのバランスを整え、その人らしい生活ができるためのサポートをします。
精神科のお薬は、個人差があり、中には効果が出るまでに時間がかかるものもあります。
(精神科の疾患は、お薬だけでなく、リハビリテーションや休息が必要です。焦らずに様子をみていただく場合もあります。)

お薬の副作用

副作用というのは、効き目以外のすべてのものをさします。
薬によって、飲み始めから現れるもの、時間が経ってから現れるもの、飲んでいくうちになくなっていくもの、対処法があるものなど様々です。いつもと違う症状や、気になることがあれば早めに相談してください。

薬を飲む際に気をつけていただきたいこと

最も気をつけていただきたいことは、ご自分の判断で薬をやめることです。
当院に再入院される患者さんの中にも、自己判断で薬をやめて再発してしまったというケースが多々あります。

など理由があると思います。
症状がよくなっても、再発する可能性は十分あります。さらに、今のお薬の量で急にやめてしまうと、副作用がでてしまう恐れがあり危険です。また、副作用は症状によって対処法もあります。自己判断で自己調節または中断せずに、主治医に相談して一緒に解決していくことが大切です。

薬物療法に使用される代表的なお薬

抗精神病薬

統合失調症の治療薬です。
最近ではうつ病・双極性障害の治療薬としても使われています。
主に脳内のドパミンに作用するお薬ですが、それ以外の作用もあります。
当院では、治療抵抗性統合失調症のクロザリル治療持続性注射剤(LAI)も実施できます。

抗うつ薬

脳内でセロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質を増やし、意欲低下などの抑うつ症状を改善するお薬です。

気分安定薬

主に双極性障害の治療薬として使用されることが多い薬です。気分の波を小さくするお薬です。

抗不安薬・睡眠薬

抗不安薬は不安や緊張を和らげ、睡眠薬は寝つきをよくする効果があります。頓服(毎日飲むお薬とは別に、その時の症状に合わせて服用する薬)としても使用します。

抗認知症薬

認知症の進行を遅らせるお薬です。

処方されたお薬についてのお問い合わせ

受付時間 月曜~金曜日 9:00~17:00
相談窓口 薬剤科
電話番号 096-338-3838

GO TOP
受付時間

(午前)8:30〜12:00
(午後)13:30〜15:30

096-338-3838

原則予約制ですが、急患はこの限りではありません。
土日・祝日・時間外の急変時はお電話にてご相談ください。